季節のコラム
 
 ■   歯ぎしりとくいしばり
   
 
 
無意識のうちに歯ぎしりしたり、くいしばったりすることによって、顎が痛くなる、歯周病が悪化する、歯がしみる、摩耗する、つめものが破損する、歯が折れるなどの症状が発生することがあります。
睡眠不足、運動の過不足、ストレス、かみ合わせなど、様々な原因によって生じます。頭痛や肩こり、顎関節症などをひき起こすこともあります。
夜間の歯ぎしりは音がするので、家族などに指摘されることが多いですが、くいしばりは、あまり自覚しないで昼夜行っている場合が多くみられます。朝起きた時に口が開けずらい、肩や首がこった感じがする、また、歯がすり減ってしみるようになってきたなどの症状がある方は要注意です。柔らかいものばかり食べていることも問題ですが、いつも強く噛み過ぎていることも、歯や顎の骨、顎関節に負担をかけています。噛みすぎることもまた問題なのです。
歯ぎしりや、くいしばりの習慣がある人は、食事の時は、よく噛んでも、その他の時や睡眠中は、歯や顎をリラックスさせてあげることが大切です。当院では生活習慣や噛み合わせのチェック、マウスピースを用いた治療など患者さん一人一人と話し合いながら治療やアドバイスを行っております。これから寒くなり、歯や身体がちぢこまって力が入り、また、受験や仕事などストレスが大きくなる時期です。心当たりがある方は、少し身体の力を抜いてゆっくりお風呂にでも入り、リラックスしましょう。
 
 
 
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